Workflowy(ワークフローウィー)は私の大好きな思考ツールだ。
365日、Workflowyを触らない日は無い。実際、これまで6年間使い続け、34,147行(約170万文字)を入力している。
Workflowyを使う2大目的は、
- タスク管理
- 思考整理
だ。
今回は、タスク管理に焦点を当てて書きたい。
Workflowyはタスク管理と相性抜群で、正しい方向に、最速で進むことができる。
ぜひ、Workflowyを使って目標達成に邁進してほしい。
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Workflowyはタスク管理と相性抜群
Workflowyはタスク管理と相性抜群だ。
その理由は3つ。
- タスクを無限に吐き出せる
- 構造化が簡単
- スマホでもPCでも
順に説明する。
タスクを無限に吐き出せる
Workflowyは無限に階層を作れる。
だから、あるタスクを細分化したサブタスク、さらに”サブサブタスク”まで書き出せる。
この辺が、ただのTodoリストとは違う。
Todoリストのアプリも無数にあるが、タスクを同じ階層に並べるだけだ。サブサブタスクまで入れれるものはほぼ無い。
Workflowyなら、思いつくまま全てを吐き出せる。
構造化が簡単
Workflowyの最大のメリットがこれだろう。吐き出したタスクを、簡単に構造化することができる。
スマホなら、行を長押しすると好きな位置に移動できる。これがめちゃくちゃ快適だ。
プロジェクトごとにまとめてもいいし、優先度で並べ替えてもいい。
頭の中で複雑に絡みあっていたタスク群が、見事に整理され、頭がクリアになるのを実感できる。
スマホでもPCでも
珍しいことではないが、WorkflowyはスマホでもPCでも使える。
PCの大画面で広くプロジェクト管理しつつ、出先でどこでもタスクをチェックする、という使い方が可能だ。
しかも、Workflowyは同期が速い。PCからスマホに持ち替えても、数秒で編集箇所が反映される。
安定感抜群!
WorkflowyはGTD実現に最適
上で挙げた特徴は、GTDとめちゃくちゃ相性が良い。
GTDとは、”Getting Things Done”の略であり、日本語にすると”物事を完了する”ための手法だ。2001年にデビッド・アレン氏によって提唱された。
タスク管理の世界的スタンダードとも言える手法で、メジャーなタスク管理アプリは、ほぼすべてGTDの影響を受けていると言っても過言ではない。
もしGTDを初めて知ったなら、提唱者の本を読んで、タスク管理の”世界的スタンダード”を学んでおくのもいいだろう。
以降で説明するタスク管理手順も、GTDをベースにしたものになる。ぜひ参考にしてほしい。
Workflowyを使ったタスク管理の方法
具体的に、私がやっているタスク管理術を解説する。
私は、タスク管理は大きく二つの型に分けられると考えている。
- ボトムアップ型(タスク起点)
- トップダウン型(目標起点)
の二つだ。
これらは進め方が違うので、別々に説明したい。
ボトムアップ型(タスク起点)
頭の中にやるべきことが散らかりまくっているときに有効だ。先述したGTDの手法に近い。
ステップは次の通り。
- やるべきことを吐き出す
- タスクを分類する
- タスクを並べ替える
- 実行する
順に説明する。
やるべきことを吐き出す
まず、頭の中の気になっていることを全て吐き出そう。
全てだ。
タスクの形でなくても構わない。何となく気になってるとか、そんなレベルのことも書き出す。
この段階では、整理しなくてもいい。とにかく吐き出す。
タスクを分類する
全て吐き出したら、タスクを分類する。
分類の仕方は自由だ。例えば、個人、家族、仕事で分けるのもいいだろう。
分類することで、思考がクリアになる。物事が”分かる”とは、”分ける”ことだ。物事をカテゴライズすることによって、理解が深まり、考えやすくなる。
タスクを並べ替える
最後に、タスクを優先度で並べかえよう。
大雑把にやるなら、
- すぐやる(1週間以内)
- あとでやる
くらいでいい。
とにかく、今やるべきことと、今やらないことをハッキリさせる。
実行する
すぐやるべきことがわかったので、実行しよう。
実行できたら、タスクを完了させる。スマホアプリでは、行を右にスワイプすることで、グレーアウトする。
シュッと完了できるのが快感だ。どんな小さなタスクでも、この完了によって達成感が得られる。
脳内でドーパミンが分泌されるため、もっともっと!と次のタスクに進むモチベーションをくれる。
つい完了させたくなるよね
トップダウン型(目標起点)
こちらの型は、明確な目標がある場合に有効だ。目標(トップ)から、掘り下げてタスクを組み立ていく。
ステップは次の通り
- 目標を具体化する
- 目標を分解していく
- 実行する
目標を具体化する
まず、期限と数値を設定しよう。
例えば、TOEICの点数を上げたいなら、いつまでに、何点を取りたいか明確化する。
目標を分解していく
先の例では、1年後に700点を目指すことにした。
しかし、1年後は遠すぎる。このままではきっとダラけて、目標達成できない。
そこで、目標をどんどん細分化していく。1年を、四半期→1ヶ月→1週間のレベルまで細分化する。
これで、遠い未来の目標が、眼前のタスクに迫ってきた。
実行する
あとは、ボトムアップ型とと同じく、実行あるのみだ。
実行していくと、おそらく予想と違ったことも起こる。そんなときは、どんどん計画を修正しよう。柔軟に対応することで、目標達成の精度が高まってくる。
二つの型を紹介したが、これらは完全に分かれるわけではなく、合わせて使う場合もある。
今の自分の状況に合わせて好きな方を試してみてほしい。
注意点|より少なく、しかしより良くを目指そう
頭の中のタスクを全て吐き出すと、できるだけ速く、全てのタスクを完了させたくなる。
しかし、ちょっと待ってほしい。それらのタスクの中で、あなたの人生にとって本当に重要なものはどれだけあるだろうか。
目指すべきは、「より少なく、しかしより良く」だ。これは、「エッセンシャル思考」という本の中で強調される考え方である。
私は、この本のおかげで、
”多忙だけど前進しない人生” が、
”余裕だけど成果の出る人生” に一変した。
もし未読であればぜひ一度読んでほしい。きっと、タスク管理の考え方が根本からひっくり返る。人生が好転するだろう。
分散するタスクのまとめ方
Workflowyでのタスク管理が定着してくると、複数のプロジェクトを回すことになるだろう。
そうなると、タスクがWorkflowy内のあちこちに分散して、一覧できなくなる。
そんなときに使えるヒントを2つ紹介しておく。
- タグ(#)をつかうやり方
- 外部アプリを使うやり方
の2つだ。
①タグ(#)を使うやり方
Workflowyには、タグ(#)機能がある。SNSと使い方は似ている。
#を付けておけば、後から検索できるのだ。
例えば、次の1週間のタスクに 「#タスク」 と付けておく。
そして、検索で「#タスク」を呼び出せば、タスクを抽出できる。
② 外部アプリを使うやり方
あまりにタスクが増えてきた場合は、アプリを分けるのも有効だ。実行フェイズは、別のアプリに担ってもらう。
「え、ここまでやって別のアプリを使うの?」と思われる方もいるだろう。
しかし、Workflowyを開いて、タスク一覧を表示させるのはちょっとした一手間だ。
タスク管理は、いかにタスク実行までの障壁を小さくするかが勝負。今日やるべきタスクを他のアプリに移しておいて、一瞬で見られるようにしておくのはかなり有効だ。
実際、私は今日実行するタスクは「Todoist」というTodoリストアプリに移している。
Todoistを開けば、今やるべきことが一瞬で分かる。だから、実行できる。
じゃあ、始めからTodoistを使えばいいかというと、そうはならない。先述したように、Workflowyでないとタスクの構造化が難しいのだ。
やはり、Workflowyでタスクを絞り込んでから、今日実行するものだけを外部のTodoリストに移すのがベストプラクティスだと思う。
タスク管理に有料版が必要か?
Workflowyは無料でも使えるが、月に増やせる行数が250行に制限されている。
ただし、スマホアプリだけで使う場合は、この行数制限は無いようだ。PCやタブレットで同期すると、行数制限が現れる。
私も、使い初めて数年はスマホオンリーで使っていたので、無料版でも問題なかった。
しかし、数年前からPCの大画面でも編集したくなって、有料版に切り替えた。月額7ドル(約1000円)でストレスフリーに使えるのは、個人的にはめちゃくちゃコスパが良いと思っている。
- PCでも使いたい → 有料版
- スマホのみ → 無料版
という考え方で良いだろう。自分の使い方次第だ。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事にまとめたので、参考にされたい。
まとめ
Workflowyという素晴らしいツールを生み出してくれた開発者には感謝しかない。スマホとWorkflowyがある時代に生まれて良かった。
Workflowyを使ったタスク管理のおかげで、人生の有意義度が100倍くらい増した。今、自分の人生をコントロールできているのは間違いなくWorkflowyのおかげだ。
Workflowyを使うことで夢が見つかり、夢に向かって全力で行動できている。
ヴィクター・J・ストレッチャーは、著書「目的の力」の中で、”幸福とは、有意義な目標に向かって前進するプロセスそのものである”と言っている。
まさに、私は今、とても幸福だ。
ぜひあなたにも、人生のコントロール感を手に入れて欲しい。
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