- 仕事で大失敗して絶望している
- 社内でマイナス評価だが、これから評価を上げていきたい
という方に向けて、自身の失敗談を書きました。
私は仕事で失敗して「失敗者」というレッテルを貼られるも、数年後、飛び級で昇格試験の合格を勝ち取りました。
私の経験談から何かヒントが得られれば嬉しいです。
担当プロジェクトの失敗で5億円の損害を出す
あるプロジェクトへのアサイン
私は大手メーカーで研究開発の仕事をしています。
新しい技術を開発し、
- 新しい製品を造る
- 既存の製品をより良くする
ことを目指しています。
入社2年目のとき、あるプロジェクトの主担当者になりました。
製品の製造方法を変えることでコストダウンし、利益が数億円増えるようなプロジェクトです。
成功すれば大きな成果になるし、アサインされたときは期待でいっぱいでした。
やったるぞー!
トラブル、そして打ち切りへ
当初はうまくいっていたのですが、約1年後に大きなトラブルが発生。技術的に想定外の問題を抱えていたのです。
焦って計画を変更して開発し直すも、ズルズルと遅れ挽回できず、やがてプロジェクトは打ち切りという判断を下されました。
このプロジェクトへの投資額は累計5億円でしたが、投資がすべてパァです。
開発の失敗によって会社に5億円の損害を与えることになりました。
社内でも大きな問題となり、失敗した理由を本部長クラスに報告せよ、となったほどです。
この頃は胃が痛かった…
私は平社員だったので、表立って責任を取らされる事はありませんでしたが、大きな失敗をしたという印象を周りに与えたのは間違いありません。
社内で「失敗した人」というレッテルを貼られ、この会社での将来はないなぁと絶望していました。
「失敗した人」からの再起
励ましの言葉
プロジェクト失敗の中で、励ましてくれた人もいました。
直属の上司ではないですが、
「確かに投資した5億円は戻ってこないが、君のスキルあるいは技術は残ったはずだ。それを次に活かしてほしい」
という言葉を貰いました。
すごく励まされました。
この言葉でモチベーションを落とすことなく仕事を続けられ、これがのちの成果に繋がることになります。
言葉の力ってすごい
社外で通用する人間になるため、猛烈に読書
また、この頃から猛烈に読書するようになりました。
ビジネス書、特に仕事術に関する本を月10冊くらいのペースで読み、
読書→仕事で実践→読書
というサイクルを回しまくりました。
心の中では、
「この会社で評価が上がらなければ、他の会社に転職できるようにしておこう」
という意識が働いていたように思います。
つまり、読書によるスキルアップで、社外でも十分に通用する人間になることを目指していました。
読書でどんどん仕事ができるようになってすごく楽しかったです
また、読書する中でも、勇気をくれる本に数多く出会いました。
「うまくいっている人の考え方」では、自分を肯定する方法を教えてくれます。
まさに、うまくいっていない自分が、今後うまくいくための心構えを持つことができました。
飛び級で昇格試験のオファー
昇格試験のオファー
プロジェクト失敗から4年後、上司から
「飛び級で昇格試験を受けないか」
というオファーがありました。
うちの会社は、入社○年目になると一斉に昇格する、というように、ほぼ年齢で昇格が決まるようなシステムです。
それに対し、周りよりも1年早く昇格試験を受けてみないか、と提案されました。
ただし、
- 試験を受けても、落ちる可能性は高い
- 試験準備にはかなりの労力が必要
という条件付きです。
実際、過去10年間、飛び級で昇格試験を通過した人はいませんでした。
また試験では、事業計画を作り、役員にプレゼンする必要があります。準備にはかなりの時間を要するため、もし不合格ならすべて水の泡です。
それでも、私は迷わずイエスと答えました。
常にチャレンジングな道を選ぶようにしています
飛び級で推薦してもらえた理由
前述したように、私は大きなプロジェクトで失敗しました。
その後も小さな成果はあれど、誰もが驚くような特別大きな成果を出したわけでもありません。
ではなぜ飛び級のオファーをもらえたのか?
その理由は、
「信頼感」
だと思います。(私の推測です)
信頼感とは、「この人なら仕事を任せられる」と思ってもらえることです。
私は、大量の読書で学んだ結果、独自のタスク管理術を構築しました。
それにより、
- 仕事が速い
- 残業を全然しない
- 絶対に約束(〆切)を守る
という評判を獲得しました。
特に、〆切を必ず守るというのは、基本的でありながら、実はできていない人が多い項目です。
「○○のトラブルがあったから遅れました」というのは、よく見る光景です。
私はタスク管理により、例えトラブルがあっても必ず〆切を守っていました。
信頼感を高めたのは、約束を必ず守るという、ほんの小さな習慣だったと思います。
才能によらず、やればできる!
昇格試験の大成功
昇格試験を受けると決めてからが大変でした。
白紙の状態から、新たな事業計画を立て、プレゼン資料にまとめる必要があります。
ただ、私には自信もありました。
これまで数百冊の本を読んできたため、
- 試験準備のタスク管理
- 文書作成
- プレゼン
- 人の意思決定を促す方法
など、試験に必要なスキルの蓄積がすでにあったからです。
周到な準備の結果、最終的に
「合格」
との通知をもらいました。しかもここ数年で一番の出来との評価でした。
結果を聞いたときは嬉しすぎて泣きそうに…
おわりに -今日の仕事攻略本-
もし自分と同じように仕事で失敗して落ち込んでいる人がいれば、何か本を手にとってみるのはいかがでしょうか。
途中で紹介した、「うまくいっている人の考え方」を読めば、自分はまだまだやれると前進できるようになります。
また、オーディオブックのAudible(オーディブル)なら、無料でこの本を読めます。
オーディオブックって何?って方は、こちらの記事を読んでみてください→【最高の自己投資】オーディオブックとは?無料で始める方法も
自分の経験談を最後までお読みいただきありがとうございました。