「英語の勉強をしようと思っているけど、時間がない」なんてことはありませんか?
Taskuma(たすくま)を使っていると、自分のすべての行動がわかります。
行動=ログを分析することで、自分が本当にやりたいこと、重要だと思うことに時間を使えるようになります。
本記事では、たすくま歴7年の筆者が、たすくまのログを活かす方法を紹介します。
たすくまのログを分析するメリット
たすくまのログを分析すれば、「重要なこと」に時間を使えるようになります。
自分にとって重要なこと、例えば、英語の勉強、読書、家族と過ごす、などです。
「英語の勉強をしようと思っているけど、ついネットサーフィンして時間がなくなってしまった。」なんてことはありませんか?
自分はよくありました。時間はあるはずなのに、気づいたら何もせずに時間が消えてしまったような感覚。
たすくまには、自分の行動のログがすべて残っています。
このログを分析すれば、どうやれば時間を捻出できるかがわかります。
結果的に、重要なことに時間を使えるようになります。
ログの見かた
ログの見かたを説明します。
「過去ログ」タブを押すと、完了したタスク一覧画面になります。
まずは右上のカレンダーマークを押し、期間を設定しましょう。選択した日付から過去〇〇日のログを表示できます。
次に、カレンダーボタン横の出力ボタンを押し、「サマリー」を選択します。
すると、次のような円グラフが出てきます。
これで、どの活動に何時間費やしたか、などがわかります。
サマリーでは、プロジェクトやタグごとにタスク時間が集計されます。ログを有効活用するために、「プロジェクト」と「タグ」を設定しておきましょう。
プロジェクトとタグの設定
プロジェクトとタグの設定方法を説明します。
プロジェクトの設定
プロジェクトとは、通常は何かの目標達成に向けておこなう活動のことを指します。
しかし、たすくまでは、単に分類のための「カテゴリ」とも言えます。
「プロジェクト」タブを開くと、プロジェクトの設定ができます。
右上の「+」マークからプロジェクトを追加していきましょう。
ちなみに私は、次のようなプロジェクトを設定しています。
- 成長:自分の成長のためのタスク。読書など。
- 家庭:家族のためのタスク。家族と出かける、など。
- 必要:生きていくために必要なタスク。歯磨きなど。
- 健康:将来の健康のためのタスク。運動など。
- 夢:自分の夢、人生で重要なことに繋がるタスク。
- 家事:文字通り、家事。
一通りプロジェクトを登録できたら、リピートタスク一覧から、プロジェクトを設定したいタスクを選択します。
「プロジェクト」欄を押すことで、先ほど登録したプロジェクトを選択することができます。
各タスクにプロジェクトを設定できたら、完了です。
タグの設定
タスクの性質を分類するために、「タグ」も設定しておきましょう。
プロジェクトと似ていますが、タグは一つのタスクに何個でも設定できます。プロジェクトは1タスク=1プロジェクトです。
「タグ」のタブを開くと、登録しているタグ一覧が出てきます。
注意点として、この画面からはタグを登録することができません。(私は当初どこから登録するのか困惑しました。)
タグはタスクの設定画面から登録します。
リピートタスク一覧からタスクを選択して、「タグ」の欄を押すと、タグの設定画面になります。
タグを入力欄に入力します。
下に過去のタグの一覧が出てくるので、それを押すことでも登録できます。
これでタグの設定ができました。
(補足)おすすめのタグ
どんなタグで分類すべきか迷う方に、おすすめのタグを紹介します。
私は、第一領域~第四領域という、4つのタグに分類しています。
これは有名な「7つの習慣」という本に出てくる考え方です。
あるいは、「重要度・緊急度マトリクス」とも呼ばれています。
ちょっと説明すると、すべてのタスクは、重要度と緊急度で次の4種類に分割されます。
- 第一領域:重要かつ緊急。優先度がもっとも高い。
- 第二領域:重要だけど緊急ではない。後回しになりがち。
- 第三領域:重要でないけど、緊急。厄介なタスク。
- 第四領域:重要でも緊急でもない。無くしたいタスク。
私たちはたいてい、第一領域と第二領域のタスクに追われています。つまり、緊急性の高いタスクばかりを処理しているわけですね。〆切の近い仕事や、トラブル対応など、身に覚えがあります。
そして、緊急度の高いタスクを処理するとストレスが溜まるため、ストレスを解消するために、第四領域、つまり娯楽に走ります。あてもなくスマホをいじったり、ですね。
そうなると、あれ、第二領域のタスクに取り組めていません。重要だけど、緊急ではないからどんどん後回しになります。というか永遠に後回しです。
自己投資のための読書、英語の勉強、何か達成したい目標に向けての行動など、将来を良くするためのタスクです。
この第二領域のタスクに取り組まないと、人生は好転しません。
なので、私は各領域のタスクにかけた時間を記録し、第二領域の時間が増えるように行動を変えています。
ちょっと話が長くなりましたが、タグの使い方の事例でした。
ログ分析事例
自分がどのようにログを分析し、活用しているか、具体的な事例を紹介します。
まず私がログを分析する目的ですが、意味のあることに時間を使うためです。
例えば、休日が1日空いていたとして、やりたいこと=重要なタスクがあるのに、無駄にYouTubeを見たりしてダラダラと過ごすと、1日の終わりにものすごく後悔します。
私はこの後悔、敗北感がすごく嫌でした。
そこでたすくまの出番です。自分がいったい何に時間を浪費しているかを分析し、より重要なことに時間を使えるようにします。
例として、読書の時間を増やそうとしていたときの事例を紹介します。
読書が自分のためになることは分かっているけど、なかなか読書が進まない。
だから、たすくまを使って読書を習慣にしようと考えていました。
まず、「読書」というプロジェクトを作り、読書した時間を集計できるようにしました。
そして、一週間ごとにログをチェックします。
一週間分(7日分)のサマリーを出して、読書の時間を見ます。
読書できた時間をGoogleスプレッドシートに毎週記録していきました。
同時に、時間を無駄にしたなと思うタスク(=第四領域のタスク)の時間も集計していきます。
このように、読書と無駄な時間の両方を記録することで、
- 良いことに時間を使えているか?
- 無駄に使っている時間はないか?
の二つをチェックできます。
不思議なことに、ログの分析を始めてから、読書に費やせる時間がどんどん伸びていきました。一方、無駄な時間は減っていきました。
読書時間が増えたのは、二つの理由があったと思います。
- 時間が伸びていくのが楽しい。
毎週記録している「読書」時間が、どんどん増えていくのが楽しいんですね。それだけ有意義に時間を使えているという感覚になり、もっと時間を増やそう!と思えます。 - 無駄な時間が増えるのが嫌だ。
娯楽のYouTube見ようと思ったけど、無駄な時間が増えるのは嫌だからやめておこう、と思えます。これにより、読書のための時間を作り出せました。
このように、ログを分析していると自分の行動を良い方向に変えられます。ぜひお試しください。
ログ分析をやめた理由
数年してから、ログ分析をやめました。実は今はやっていません。
理由は、「重要なことをする」ことが習慣になったから。
たすくまでの分析を繰り返すことで、自分の行動の傾向がわかるようになりました。
そして、無駄な時間がほぼなくなりました。
読書も習慣化し、今は隙間時間があれば読書しています。
習慣になってしまえば、自然とできるようになります。歯磨きと一緒です。
分析しなくても良い行動をできているので、分析をいったんやめています。
新しいことにチャレンジしたいときは、またログ分析を始めます。
おわりに
たすくまのログを使うと、自分の人生をコントロールできているという実感が持てます。
人生は日々の積み重ねでできています。1日を理想の状態で終えられると、ものすごく誇らしい気分になれます。
ぜひログを分析して、自身の行動を変えてみてください。きっと良い変化が起こるはずです。