「せっかく読書したけど、読んだ本を忘れちゃう」
「読書メモが続かない」
そういった方には、スマホの読書記録アプリがおすすめです。バーコードをカメラで読み取って気軽に登録できて、表紙画像も簡単に記録できます。
この記事では、主要な読書記録アプリを全部試して、全てレビューしています。メリット・デメリットやスペックも載せているので、ぴったりのアプリが分かるはずです。
今の時代、読書習慣を持っている人は貴重です。ぜひ良い習慣をアプリとともに続けていきましょう。

とさか (登坂 圭吾)
- 年間100冊以上を読む(累計1000冊超え)
- 仕事術・ビジネス書が好き
- 著書:「Microsoft 365 Copilot AIで実現する仕事効率化」、「残業ゼロで最高評価 アウトライン型タスク管理」
読書ログアプリおすすめランキング【2025年版】
さっそく、おすすめの読書記録アプリのランキングです。
順位 | アプリ名 | 対応OS | 料金プラン |
---|---|---|---|
1位 | Yomoo | iOS/Android | 一部有料 |
2位 | Reads | iOS/Android | 一部有料 |
3位 | ブクログ | iOS/Android | 一部有料 |
4位 | Readee | iOS/Android | 無料 |
5位 | 読書メーター | iOS/Android | 無料 |
6位 | 読書管理ビブリア | iOS | 無料 |
1位は「Yomoo」で、個人で使うなら圧倒的におすすめです。
続いて、すべてのレビューを紹介します!
各アプリの使用感レビュー!
1位|Yomoo
Yomooは、デザインが美しい、会員登録不要で使えるミニマル設計のアプリです。SNS機能は非搭載。
レビュー
今、自分が2年ほど愛用しているのがこのYomooです。
明確な理由を言いにくいのですが、とにかく使っていて「心地よい」のが自然と使い続けてる理由だと思います。
機能は必要十分で、SNS的な機能もありません。でもだからこそ、ノイズが入らずに自分の読書に集中できます。
ボタンの配置などUIもよく考えられていて、サッと本を登録できるのもストレスフリー。

無料版でも十分使えますが、タグ機能などをフルに使うには有料版が必要になります。

プライベートで使うなら、断トツでおすすめ
メリット・デメリット
- バーコード/検索で素早く記録
- プライベート向けなので、他者との交流を気にせず使える
- 冊数や購入合計金額などをグラフ・数値で可視化できる
- シンプルで続けやすく、“記録が目的”の人には最適
- SNS交流・レビュー共有は無し
- 細かなカテゴリ運用や並べ替えの自由度は限定的
スペック
内容 | |
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対応OS | iOS、Android |
料金プラン | 基本無料/有料版あり(広告非表示・機能拡張) |
会員登録 | 不要 |
- バーコード/キーワード検索での本登録
- ステータス管理:「読んだ/読みたい/読書中」
- メモ・評価
- 読了冊数グラフ
- (有料版のみ)タグ、お気に入り、読んだページ数や購入金額な詳細な読書データ
2位|Reads
Readsは、「読了」以外も自由に記録できる読書SNS。 「気になる/買った/読み始めた/読んでる/読み終わった/ふと思い出した」など、好きなタグで読書の途中経過も残せます。
レビュー
今回紹介する中で、一番新しくリリースされたアプリです。
「ゆるい読書SNS」という形容詞がぴったり。
他のユーザーが読んだ・読んでる本がタイムラインに流れてきますが、いいねの数は非公開など注目を集める必要もないため、「良い感想を書かなきゃ」みたいなプレッシャーもありません。


タグも豊富で、「読み始めた」みたいに、読了しなくても投稿できるのがゆるく続けられますね。
なんとなく他の読書家とつながれる、良いアプリです。
メリット・デメリット
- 途中経過も含めた“読んでいる最中”の可視化。 読了前の気分や気づきをタグ付きで残せるため、読書体験を細やかに振り返れる。
- プライバシー配慮の公開範囲。 記録ごとに公開設定を調整でき、疲れにくいゆるい交流ができる。
- 本に集中できるタイムライン。 いいね数の非可視化や本話題限定の設計で、数字に追われず落ち着いて使える。
- 高度な分析・蔵書管理機能は限定的
- 一部UI仕様の好みが分かれる。 たとえばリスト上限やタグ運用などに改善余地があるとのユーザー指摘も
スペック
内容 | |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
料金プラン | 基本無料/有料版あり(広告非表示・機能拡張) |
会員登録 | 必要 |
- タグでの読書状況記録(気になる/買った/読み始めた/読んでる/読み終わった/ふと思い出した 等)
- 写真添付、購入店・読書場所の記録
- 投稿ごとの公開範囲設定(友だち限定、タイムライン非表示 など)
- タイムライン閲覧(新着・フォロー)、いいね/コメントでの交流 ※数値は非可視化
3位|ブクログ
読書記録+コミュニティが核の定番アプリ。情報量や機能が多く、ヘビーユーザー向け。
レビュー
ブクログを開いてまず感じるのが、情報量の多さです。ピックアップ本、プレゼントキャンペーンや、ランキング、(あと広告も)などなど、読書にまつわる情報がたくさん。


さながら読書ニュースアプリのようです。
読書管理機能も充実していますが、どちらかと言うと、「本の情報を探す」アプリかなと感じます。
「話題の本を読みたい」、「次に読む本を探したい」という方にはぴったりだと思います。
メリット・デメリット
- 長文の感想・レビューを書いて自分の本棚を作り込める(公開/非公開の切替OK)
- タグ・カテゴリで整理のしやすい
- レビューやランキング/新刊情報から新しい本を見つけやすい
- 交流や機能が多めで、シンプル記録だけしたい人には機能過多に感じるかも
- 一部機能(広告非表示や並べ替え拡張など)はプレミアム限定
スペック
内容 | |
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対応OS | iOS、Android |
料金プラン | 基本無料。ブクログプレミアムは月額480円/年額4,600円(税込) |
会員登録 | 必要 |
- 感想・レビュー、読書メモ(非公開可)、フレーズ(引用)保存
- バーコード/検索での登録、タグ・カテゴリ管理、本棚の並べ替え
- ランキング/新刊情報の閲覧、レビュー探索で本探し
- (プレミアム)広告非表示、並べ替え拡張、フレーズ上限拡大 など
4位|Readee
楽天ブックス/Koboとの連携が強い、楽天公式アプリ。
レビュー
このアプリの一番の特徴は、「本棚」の整理にあると思います。


本棚をいくつも作れるし、階層をもたせることも可能。例えば、「技術書」という親の本棚を作って、そこに「AI」という子の本棚を作ることも可能です。
本を自分なりにカテゴリー分けしたい人って結構いるのではないでしょうか。



自由自在に整理できて楽しい
楽天が運営しているだけあって、楽天ブックスとの連携もスムーズです。
メリット・デメリット
- 楽天IDでログインすると楽天ブックス/Koboの購入本が本棚に自動登録される
- 新刊棚・書店員レビュー。 著者やキーワード条件で新刊通知、レビュー閲覧で次に読む本を探しやすい
- 楽天経済圏との親和性が高い。 買った本が自動登録&バックアップで“登録の手間ゼロ”に近い体験。
- 500棚/5階層、絞り込み・並び替え・シリーズまとめ表示など管理UIが充実
- 図書館在庫検索カーリルとの連携で在庫チェックができる
- SNS的な交流は控えめ。 みんなのレビュー閲覧はできるが、コミュニティ重視のアプリではない
- 真価は楽天ユーザーで発揮。 自動連携やバックアップなどの強みは楽天ID前提
スペック
内容 | |
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対応OS | iOS、Android |
料金プラン | 無料(広告あり) |
会員登録 | 無しでも使える。楽天との連携には必要 |
- 購入履歴自動連携(楽天ブックス・Kobo)/バックアップ
- バーコード/Web検索/一括登録、CSVインポート・エクスポート
- 棚(最大500・5階層)/条件自動登録/タグ・著者・読了日など16条件の絞り込み、6条件の並び替え
- シリーズまとめ表示、表紙画像変更、著者一覧、ステータス(読みたい・読書中・既読)
- レビュー・メモ・画像添付、レーティング、再読記録、データ集計グラフ
- 新刊棚(自由条件設定/MY著者)、書店員レビュー、図書館在庫検索(カーリル)
5位|読書メーター
読書メーターは、ユーザー数が多い読書コミュニティ型アプリ。読書記録のアウトプット・共有に強いです。
レビュー
私がiPhoneを買って、最初に読書管理に使っていたのが読書メーターでした。
SNS的な要素が強く、他の人の感想を読めるのが特徴ですね。自分も感想を投稿することで、良いアウトプットになりそうです。


ただ自分はあまりSNSが得意でないので、長くは使いませんでした。どうしても、「他人を、お!と思わせる感想を書かなきゃ」っていう「他者の目線」で読書をしてしまうのが、なんか違うなと思って。
(あと、読書と関係ない投稿もまあまあ多いです)
SNS的な要素を求めるなら、良いアプリです。
メリット・デメリット
- 読書仲間との交流が楽しめる点が最大のメリット
- 自分と同じ本を読んだ人のレビューや読書傾向を見れるため、新たな本選びの参考になる
- ページ数単位での読書量記録も可能で、自身の読書ペース管理・向上に役立つ
- バーコードでの書籍登録など基本的な本棚管理機能も備える
- 感想の文字数上限があるため、詳しい記録を残したい場合は物足りない
- 公開前提のSNS要素が強いため、プライベートに細かなメモを残す用途には不向き(非公開メモ機能は無し)
- レビュー投稿には会員登録が必要
スペック
内容 | |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
料金プラン | 完全無料(広告表示あり) |
会員登録 | 必要 |
- 感想・レビュー投稿(文字数制限あり)
- 読んだ本・読みたい本リスト、本棚公開
- ユーザー間交流(コメント・いいね)
- 読書量グラフ表示(冊数・ページ数)
- バーコードスキャン登録
- ランキング機能(みんなの読書量ランキング)
6位|読書管理ビブリア
シンプル設計の読書記録アプリ。本をサクッと登録し、読んだ本とメモを手軽に残せます。
図書館の番人?みたいなキャラクターがコメントをくれるのもユニーク。
レビュー
Yomooに乗り換える前にけっこう長く使っていました。
機能がシンプルで、サクサク動きます。
図書館の番人?妖精?みたいなキャラクターがいて、「たくさん読んでるね」的なコメントをくれるのが、地味に読書のモチベーションを高めてくれます。


ちょっとネックなのは、本のステータスが「本棚(読んだ)」と「読みたい」の2種類だけなこと。「読書中」も分けられるといいなと思います。
UIの使いやすさ的にも、個人で使うなら今はYomooの方がおすすめですね。
メリット・デメリット
- ステータス管理・メモ・バーコード登録など“必要十分”に絞られており、継続しやすい
- メモと感想を分けて記録でき、読み書きの気づきを残しやすい
- 読書データで読んだ冊数などをチェックできる
- 詳細な分析機能やSNS交流はない。 共有はできるが、コミュニティ機能は非搭載
- iOSアプリのみ。Androidは非対応
スペック
内容 | |
---|---|
対応OS | iOSのみ |
料金プラン | 基本無料。ブクログプレミアムは月額480円/年額4,600円(税込) |
会員登録 | 不要 |
- バーコードスキャン登録/キーワード検索登録
- 読書ステータス管理・メモ/感想の記録
- 読書データ表示(冊数チェック)
- 本情報・メモの共有、Dropboxバックアップ/復元
- ブクログ/読書メーターへの詳細ページリンク
- オフラインメモ対応
読書ログアプリを使うメリット
読んだ本を一覧で振り返れる
読書ログアプリを使う一番の魅力は、「自分の読書の軌跡を見える化できる」ことです。
読んだ本の表紙がずらっと並ぶ画面を見ると、「今年はこんな本を読んだんだな」と振り返るだけで少し誇らしい気持ちになります。
バーコード読み取りで本をサッと登録できるから、手間も少ないです。
記録を続けるほど、自分の興味や成長の変化が見えてくるのも楽しいポイントです。
学びを整理して知識が定着する
アプリのメモ機能を使えば、本の要点や印象に残った言葉をすぐに残せます。
これにより「読むだけで終わる読書」から、「学びを自分の知恵に変える読書」へとステップアップできます。
時間がたってから見返すと、そのときの自分の考え方まで思い出せて、再発見があります。
積み重ねるほど、読書が“知識の資産”になっていきます。
読書習慣を継続しやすくなる
読書ログアプリには、読んだ本の冊数や読書グラフを表示する機能があります。
「今月はこんなに読んだ」と思えると、自然とモチベーションが上がります。忙しい日でも「少しだけ読もう」という気持ちを後押ししてくれるのがアプリの良さ。
小さな達成感の積み重ねが、読書を長く続けるコツになります。
他の読書家と交流できる
読書メーターやReadsのようなSNS機能付きアプリでは、ほかの読書家と感想を共有したり、おすすめ本を教え合ったりできます。
同じ本を読んだ人のコメントを読むと、「そんな見方もあるんだ」と新しい発見が生まれることも。
一人で黙々と読むのも良いですが、他の読書家と感動を共有できるのも、良いですね。
目的別おすすめアプリ
どれにしようか迷うなあ…という方に、目的別におすすめアプリを選定しました!
個人向けで心地よいアプリを求めるなら、Yomoo
「コミュニティ機能は不要、個人で本を管理できればいい」という方は、Yomooが最善です。
使いやすく、心地よいアプリのため、自分の読書に集中できます。
静かなコミュニティを求めるなら、Reads
他の読書家が読んでる本を知りたい、でも騒がしくないのがいい、くらいの適度な温度感。
マイペースで読書して、かつコミュニティも欲しいなら、Readsですね。
情報量の多さを求めるなら、ブクログ
新しい本、話題の本との出会いを求めるなら、ブクログ。
本屋に行くかのような、ワクワク感があります。
本棚を細かく管理したいなら、Readee
本棚を細かく分けて整理したいなら、Readee一択。
最大500個の本棚に分類できます。
リアルな本棚のように、整然と本が並ぶと気持ちいいですね。
SNS要素を求めるなら、読書メーター
他の読書家と積極的につながりたいなら、読書メーターがおすすめ。
感想を投稿してアウトプットしていけます。
まとめ
読書管理アプリも、それぞれに特色があります。
基本無料なので、まずは気になる1つから試してみましょう。
読書習慣がより良くなることを願っています。