「KDPセレクトって、登録したほうがいいの?」
「90日間の独占販売って、何ができなくなるんだろう?」

出版の途中で出てくるチェック項目、迷いますよね
初めてKindle本を出すときは、KDPセレクトへの登録を選ぶ画面で手が止まると思います。
結論から言うと、Amazon以外で電子書籍を販売・配布する予定がないなら、KDPセレクトへの登録がおすすめです。
登録すると、Kindle Unlimitedで読まれたページ数に応じた収益を受け取れます。無料キャンペーンも使えるようになります。
その代わり、登録した電子書籍は90日間、Amazonでの独占販売です。
私自身は、出しているKindle本をすべてKDPセレクトへ登録しています。
他の電子書籍ストアで売る予定がなく、Kindle Unlimitedの収益と印税率の条件を考えると、私にとっては登録しないデメリットが見当たらないからです。
この記事では、
- KDPセレクトとは何か
- 登録するとできること・90日間の条件
- 登録すべき人・登録しないほうがいい人
- 登録・解除・無料キャンペーンの考え方
を、初心者向けにやさしく解説します!
KDPセレクトとは?90日間、Amazonで電子書籍を独占販売する無料プログラム


KDPセレクトは、Kindle電子書籍だけを対象にした90日間の無料プログラムです。
登録した電子書籍はKindle Unlimitedの対象になり、読者に読まれたページ数に応じて収益を受け取れます。
ただし、90日間はその電子書籍をAmazonで独占販売するのが条件です。
- 登録料は無料
- 対象はKindle電子書籍だけ
- 登録期間は90日間で、自動更新が初期設定
- 電子版は、KDPと公共図書館以外では販売・配布できない
ここでいう独占は、あくまで電子版の話です。
ペーパーバック、音声版、動画などは、他の場所で販売できます。紙の本までAmazonだけにしなければならないわけではありません。



電子版だけAmazonで独占販売、と覚えるとわかりやすいです!
Kindle出版全体の流れがまだあやふやな方は、先にAmazon KDPとは?Kindle出版の費用・印税・始め方も読んでみてください。


KDPセレクトに登録するとできること


KDPセレクトに登録すると、読まれる機会を増やすための仕組みが使えます。
Kindle Unlimitedで読まれたページ数が収益になる
いちばん大きいのは、Kindle Unlimitedの対象になることです。
読者が本を購入しなくても、Kindle Unlimitedで最初に読んだページ数に応じて、ロイヤリティが支払われます。
このお金のもとになるのが、KDPセレクト グローバル基金です。
基金の金額は毎月見直され、著者ごとの分配額は、全体の既読ページ数に占める割合で決まります。つまり「1ページいくら」と固定されているわけではありません。
実際のところは、1ページあたり、0.4円〜0.5円くらいですね。
私がすべての本を登録している理由も、このKindle Unlimitedの収益が大きいからです。
Kindle出版の印税率や支払いの仕組みも知りたい方は、Kindle出版の印税(ロイヤリティ)の仕組みをあわせて読んでみてください。


無料キャンペーンで、最初の読者を集めやすい
KDPセレクトに登録すると、90日間の登録期間ごとに最長5日間、本を無料で配布できる「本の無料キャンペーン」を設定できます。
「無料で配っちゃうと収益にならないじゃん」と思われるかもしれません。
(私も最初そう思ってました)
でも、無料キャンペーンをすると、最初のレビューを貰えるチャンスが増えます。
私は出版時に無料キャンペーンを行っています。
実際、次のようなことが期待できます。
- 発売直後に、まず本を知ってもらえる
- ダウンロード数が増え、読まれるきっかけを作れる
- 読者からレビューをもらえることがある
レビューが0件の本は、読者にとって手を出しにくいものです。
もちろん、無料キャンペーンをしたからといって必ずレビューが付くわけではありません。
それでも、1件でもレビューがあると、次の読者が選びやすくなると感じています。



最初の読者と出会うための、ひとつのきっかけになりますね!
70%ロイヤリティを受け取れる価格帯
日本で70%ロイヤリティを受け取るには、価格の条件があります。
- KDPセレクトに登録している
- Kindle本の希望小売価格が250円〜1,650円
250円未満、または1,650円を超える価格では、日本での販売は35%ロイヤリティになります。
ペーパーバックも出している場合は、電子書籍の希望小売価格をAmazon上の紙書籍より少なくとも20%低くする条件もあります。
KDPセレクトに入るべき人・入らないほうがいい人


迷ったときは、「Amazon以外でも同じ電子書籍を売る・配る予定があるか」で考えるのがおすすめです。
| 登録がおすすめの人 | 登録を見送る人 |
|---|---|
| Amazon中心で販売したい | 楽天Koboなど他ストアでも販売したい |
| Kindle Unlimitedで読まれたい | 自分のサイトで電子版を販売・配布したい |
| 無料キャンペーンを使いたい | 90日間の独占条件を受け入れにくい |
Amazon中心なら、まず登録して考えてよい
Kindle本をAmazonで販売することが中心で、他ストアや自分のサイトで電子版を扱う予定がないなら、KDPセレクトは使いやすい制度です。
Kindle Unlimitedの読者に届く可能性があり、無料キャンペーンも使えます。
私はこの条件に当てはまるので、全冊を登録しています。
「Amazonだけで売る」と決められるなら、登録するデメリットはほぼありません。
他ストアや自分のサイトでも電子版を扱いたいなら、登録しない
一方で、楽天Koboなど複数の電子書籍ストアで販売したい方には向きません。
自分のサイトからPDF・EPUBなどの電子版を販売したり、無料で配布したりしたい場合も同じです。
90日間の登録中は、KDPセレクトに登録した電子書籍の主要コンテンツを、Amazon以外で販売・配布できません。
最初から複数ストアで売る方針なら、KDPセレクトへ登録せず、Amazonで通常のKindle本として販売するほうが合っています。
KDPセレクトへの登録・解除はどうする?
KDPセレクトは、下書き中の電子書籍でも、すでに出版した電子書籍でも登録できます。
- 下書き中の本:本棚で対象本の「…」から「KDPセレクトに登録」
- 出版済みの本:KDPの「マーケティング」ページから電子書籍を選んで登録
出版の登録画面そのものが不安な方は、Kindle出版の登録手順を先に確認すると進めやすいですよ。


解除したいときは、自動更新をオフにする
KDPセレクトは、設定を変えなければ90日ごとに自動更新されます。
次の90日間は登録しないと決めたら、KDP本棚で対象本の「…」から「KDPセレクトを管理」を開きます。
そこで「この本のKDPセレクトへの登録を自動更新する」をオフにすればOKです。
ただし、オフにしても今の90日間は途中で終わりません。現在の登録期間が終わるまでは、独占販売の条件が続きます。
登録を始めてから3日以内なら取り消しできる案内もあります。期限を過ぎた場合は、まず自動更新を止めて、現在の終了日を確認しましょう。



他ストアで売り始める前に、90日間の終了日を必ず確認しましょう!
KDPセレクトのよくある質問


- KDPセレクトの登録料はいくらですか?
-
登録料は無料です。KDPセレクトに入るための月額料金もかかりません。電子書籍の販売価格と、ロイヤリティの条件は別に設定します。
- KDPセレクトの90日間が終わる前に解除できますか?
-
自動更新をオフにすれば、次の90日間の更新は止められます。ただし、現在進行中の登録期間は原則として終了日まで続きます。登録開始から3日以内の取り消しについては、KDP公式の案内を確認してください。
- KDPセレクト グローバル基金とは何ですか?
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Kindle Unlimitedで読まれたページ数に応じて著者へ支払うための基金です。金額は毎月見直され、著者ごとの分配額は全体の既読ページ数に占める割合によって決まります。
- 無料キャンペーン中も印税は入りますか?
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無料キャンペーン中のダウンロードには、通常の販売ロイヤリティは発生しません。最初の読者を集めたり、レビューを得るきっかけを作ったりするための施策として考えるのがおすすめです。
- 販売価格を250円〜1,650円の範囲外にするとどうなる?
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販売価格を250円〜1,650円の範囲外にしても、KDPセレクトには登録できます。
ただし、ロイヤリティは70%ではなく、35%になります。
まとめ|Amazon中心ならKDPセレクトを活用しよう
KDPセレクトは、90日間のAmazon独占販売を条件に、Kindle Unlimitedや無料キャンペーンを使える無料プログラムです。
- Amazonだけで電子書籍を売るなら、登録がおすすめ
- Kindle Unlimitedで読まれたページ数も収益になる
- 無料キャンペーンで、発売直後に読者を集めやすい
- 他ストア・自サイトでも電子版を扱いたいなら、登録しない
私の場合は、他の電子書籍ストアで売る予定がないので、すべてKDPセレクトに登録しています。
初めての1冊で迷っているなら、まずはKDPセレクトを使い、90日ごとに自動更新するか見直していくのがおすすめです。
出版する本を作るところから不安な方は、Kindle出版の原稿をWordで作る手順も参考にしてください。





